髪質について学ぼう
脱毛とストレスの関係
脱毛とストレスの関係発毛のメカニズムにおいて、血液は重要な役割を担っています。
なかでも脱毛とストレスの関係において、血液の役割が重要です。
頭皮の毛細血管は、血液から吸収した栄養分を含んだ血液を毛乳頭へと運び込み、毛乳頭は、それをふさわしい状態に加工してから毛母細胞に供給しています。この毛母細胞こそが、毛髪を作る元となる細胞なのです。
血液が滞る原因
では、もしこの毛細血管の血流が
何らかの原因で
滞ったら、どうなるのでしょうか。
じつは、血流が滞れば、毛細血管が吸収できる栄養分は少なくなり、毛母細胞に送られる栄養分も不足してしまうのです。そして、毛母細胞への栄養分が不足すると、結果として発毛のプロセスに何らかの悪影響が及び、発毛そのものがうまくいかなくなってしまう事態も考えられるのです。
血流が滞ってしまうことの原因はいくつかありますが、ストレスによる影響が最も大きいと言われています。
人の体は、ストレスを感じると、さまざまな反応を示します。これは、人間が本来もっている「外部の刺激に対する生体の防御反応」です。しかし、その反応が過剰になってしまうと、刺激から自分の身を守るどころか、逆に自律神経に悪影響をおよぼし、明らかな不調となって身体に現れるという皮肉な結果になるのです。
たとえば、外敵の出現を察知した脳は、アドレナリンを放出することが知られています。
放出されたアドレナリンは、自律神経に働きかけて交感神経を活発にすることで、筋肉を緊張させ、出血に備えて血管を収縮させて「闘い」に備えるのです。
確かに「闘い」をするような場面では、交感神経が優位となり、筋肉は引き締まり、血管は収縮した状態の方が望ましいでしょう。
しかし問題なのは、強いストレスを感じた場合にも自律神経がバランスを崩してしまい、これと同じような状況を引き起こしてしまうことにあります。
毛母細胞へのダメージ
必要以上に交感神経が活発になり、血糖値が上昇し、血管が収縮してしまうことは、身体にとって、よい状態ではありません。つまり、血管が収縮するために血流が滞ってしまうわけですが、前述のように、血流が滞ると毛母細胞に栄養分が届かなくなってしまうのです。
毛母細胞では、1日に合計30メートル分もの毛髪を作りだすほど、活発な細胞活動が行われていますので、それに見合うだけの栄養を必要としているわけです。ところが血流が減少すると、細胞活動に支障をきたしてしまうということです。
毛母細胞が受けるダメージはこれだけではありません。
血流が減少する一方で、細胞が酸素を必要とするため、呼吸が激しくなり、結果的に、体内には大量の活性酸素が放出されることになります。
こうして血中に溶け出した活性酸素は、細胞に直接的なダメージを与えはじめるのです。
もちろん毛母細胞も、その例外ではありません。
脱毛しないための、ストレスとの付き合い方
ストレスは、私たちの心に重くのしかかってくるだけでなく、このように頭髪にも多大な悪影響をおよぼしてしまいます。それが抜け毛や薄毛、円形脱毛などをもたらしたりする、ということです。
ただ私たちの毎日は、何かとストレスがつきものですから、完全になくすことはできません。
そこで、「ストレスをなくす方法」ではなく、
「ストレスとうまくつき合い、できるだけ負担を軽くしていく方法」
を見つけることこそが、実は重要なのです。
それでは、ストレスを軽減するためにはどうすればいいのでしょうか。
まずは、しっかりと休息をとることが重要です。
とくに睡眠不足はストレスのもと。
悩み事があり、眠れない場合は、
昼間に体を十分に動かしてみるのもいいですね。
寝る前に腹式呼吸をするのも効果的といわれています。
腹式呼吸には自律神経のバランスを整える作用があるそうですので、ぜひお試してください。
悩みをため込まないためには、ご自分に合った
気分転換の方法を見つけることも大切です。
たとえば散歩やジョギング、ヨガなどの軽い運動や旅行、
カラオケ、スポーツ観戦など、ご自分にあった
ストレスの解消方法があると思いますので、
忙しくても気分転換してみましょう。
ただし、入れ込みすぎて逆に負担にならないように
気をつけてくださいね。
あくまでも、「自分の好きなことをして楽しむ」というお気持ちで………!
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