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日本人の髪は太くて真っ直ぐ
日本人は、欧米人に比べて直毛が多く、
その断面は丸くて、ウェーブのかかった髪よりも太いということは、「髪はもともと皮膚だった」というページでも紹介しました。
もっとも、太い・細いといっても、道を歩いていて、
あの人の髪は太い、こちらの人の髪は細いと、
はっきりわかるのはまれです。
頭に生えそろった集合体では、見分けにくい差も、
たとえば、何人かの髪をそれぞれ切りとって、
一本ずつ白い紙の上に並べてみると、一目瞭然。
肉眼であっても違いが歴然とします。
ちなみに、細かい数値まで、測定できるマイクロゲージや、
接眼ミクロメーターで測ってみると、次のような数値になります。
日本人の髪の太さは、おおむね0.05~0.15ミリと、かなりの幅があり、
細い髪では0.05ミリ、普通の髪は0.08~0.09ミリ、
太い髪は0.12ミリ~0.15ミリぐらいとされています。
一人の人間の髪の太さは、一生同じではありません。
髪がもっともよく成長する14~24歳くらいまでの間は、どんどん太くなっていきます。
しかし、髪の最盛期は男性で20歳、女性で25歳と言われ、
その時期をすぎてしまうと、だんだんと細くなっていくのが一般的です。
案外気づきませんが、同じ人の髪であっても、太さは一定ではありません。
太いものや細いもの、固いものから、やわらかいものまで、
異なる性質の髪が生えています。
少し長めの髪の人であれば、実感したことがあるかもしれません。
「髪はもともと皮膚だった」の中でもすでにお話ししたとおり、
髪は、毛小皮、毛皮質、毛髄質の三層からできています。
髪の固さは、いちばん外側にある毛小皮の厚さによって決まります。
厚ければ固く、薄ければやわらかい髪となるのです。
このほかに、髪の性質としては、直毛とウェーブの違いがあげられます。
日本人を含む、黄色人種は直毛が多く、黒人は縮れ毛、
白人は波状毛が多いとされていますが、もちろん例外はあります。
このような形状の違いは、紫外線の量も影響していると思われます。
髪の伸長率と強度
太さのついでに、髪の伸長率や、強度についてもお話ししておきましょう。
髪の伸長率の実験をしたところ、45~55パーセントも伸びたといいます。
ざっと1.5倍ですから、力を加えれば、かなりのところまで伸びるということです。
また、ドライヤーを使って整髪しても、髪がすぐに元に戻ってしまったという経験のある人も少なくないでしょう。
これは、髪の弾力性によるものです。
伸長率が大きければ、弾力性も強いと考えられます。
健康な髪を引き抜くには、約50グラムの力が必要です。
それでは、髪自体は、どれぐらいの重さのものを吊り下げる力があるのでしょうか。
その強度は、130グラム~150グラムです。
髪は、毛小皮・毛皮質・毛随質で構成されています。
そのなかで、割合がいちばん高いのが毛皮質です。
毛皮質は、繊維状タンパク質をたばねたようなものであり、
成分の多くは「ヘアケラチン」と呼ばれるタンパク質です。
固さは爪と同じくらいで、熱などにも比較的強い性質を持っています。
毛皮質がつくられている間に、ヘアケラチンに含まれるシステインというアミノ酸が、
ほかのヘアケラチン分子のシステインと化学結合(ジスフィド結合)し、
ヘアケラチン分子どうしが固く結びつきます。
このようにして、分子が長い繊維状に結合しあうことで、髪が固くなるのです。
逆に言えば、この固さを克服しなければ、直毛の人がウェーブヘアになるのは難しくなります。
パーマは、ヘアケラチン分子の結合を断ち切ることで、髪の形を変えるものです。
引っ張るとすぐに切れてしまう髪は、傷んでいると考えられます。
そのままにしておくと、枝毛・切れ毛になってしまいかねません。
枝毛・切れ毛は、髪の表面にあるキューティクルがはがれ、内部の細胞が壊れたり、
水分が蒸発してしまって、パサパサになっているために起こります。
反対に、毎朝寝グセと格闘しているというような人であれば、
髪の強さに関しては、あまり心配をしなくても大丈夫です。
もし、頭髪などでお悩みでしたら、ぜひ一度、
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